演題

OP-079-2

大腸癌両葉肝転移に対する肝切除の臨床的な適応をいかにすべきか?

[演者] 杉山 宏和:1
[著者] 長谷川 寛:1, 大山 正人:1, 押切 太郎:1, 上田 泰弘:1, 桂 守弘:1, 後藤 裕信:1, 山下 博成:1, 安田 貴志:1, 柿木 啓太郎:1, 大原 忠敬:1, 千堂 宏義:1, 杉本 武巳:1, 藤野 泰宏:1, 富永 正寛:1
1:兵庫県立がんセンター消化器外科

【目的】両葉肝転移例を検討し、臨床的予後予測因子を同定することを目的とした。【方法】2007年から2012年までの大腸癌肝転移切除症例141例のうち、両葉肝転移症例34例を抽出し、DFS及びOSについて検討した。予後予測因子として、転移個数、術前CEA値、肝切除癌遺残(R0/R1-2手術)、原発部位、組織型、リンパ節転移(N0/N1-3)、肝転移巣の最大腫瘍径について検討をおこなった。【結果】大腸癌の両葉多発転移例は全体として予後不良で、原発巣リンパ節転移例(P=0.042)や転移巣5個以上のもの(P=0.010)、癌遺残(R1-2手術)(p=0.0005)では有意にDFSが短かった。OSでは、癌遺残(R1-2手術)(P=0.015)では有意に悪く、術前CEA高値症例あるいは原発巣リンパ節転移例で悪化する傾向をみとめた。【結語】これらの予後予測因子を検討することで、両葉肝転移症例の切除適応を評価し予後悪化改善が見込めることと考える。
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