演題

OP-079-1

Parenchymal-preserving resectionができない大腸癌多発肝転移に対する拡大肝切除の治療効果の検討

[演者] 高本 健史:1
[著者] 橋本 拓哉:1, 井上 和人:1, 三塚 裕介:1, 荒牧 修:1, 島田 恵:1, 丸山 嘉一:1, 幕内 雅敏:1
1:日本赤十字社医療センター肝胆膵外科

<背景>両葉多発型大腸癌肝転移に対して、major hepatectomy (MH)+残肝部分切除(limited resection: LR)を行う場合、術後肝不全のリスクを高め、早期再発が起きた場合の2次治療を制限する懸念がある。<対象>2007年4月から2014年4月まで、大腸癌多発肝転移に対する初回肝切除を受けた患者163例。術式は、両葉多発であっても、可能な限りMHを回避し、複数のLRを選択した。主要脈管浸潤のため、止むを得ずMH以上となった症例をA群、MH未満で済んだ症例をB群として検討。<結果>A群(70例)vsB群(93例)で、切除腫瘍数は、10 vs 5個 (p<0.001)。術後合併症は、53% vs 37% (p=0.04)、重症合併症は、7.1% vs 8.6% (p=0.73)。術後肝不全、術後90日以内の死亡はゼロ。生存期間中央値(MST)は3.24年 vs 4.30年 (p=0.26)。再発後のMSTは、2.66年 vs 2.95年 (p=0.91)。<結語>Parenchymal-preservingができない場合でも拡大肝切除は行うべきである。
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