演題

OP-078-7

マウス過大肝切除モデルを用いた術前γアミノ酪酸投与の有用性の検討

[演者] 畑 俊行:1
[著者] 堀 智英:1, Nguyen Justin:2, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科, 2:メイヨー・クリニック・フロリダ移植外科

肝移植でのsmall-for-size graftや大量肝切除後残肝の肝再生能は予後を規定する極めて重要な因子である。近年γアミノ酪酸(GABA)による臓器保護作用が報告されており、GABA術前投与による残肝再生能を、マウス過大肝切除モデルを用いて検討した。<方法>雄wild-type C57BL/6マウスに対し、術後7日前よりGABA 500µmol/日を連日腹腔内投与した。対照群は術前無投与とした。85%肝切除を行い、術後38時間時に残肝標本を採取した(GABA群n=6、対照群n=7)。また、術後生存期間の比較も行った(GABA群n=11、対照群n=10)。<結果>残肝組織評価にて、GABA群でKi67陽性細胞の有意な増加を認めた(GABA 群 47.0 ± 26.2 %、対照群13.2 ± 11.4 %、P<0.05)。また、 GABA群において術後生存時間の有意な改善を認めた(Log-Rank P<0.01)。<結論>術前GABA投与により過大肝切除後の残肝再生が促進され、術後予後の改善につながる可能性が示された。
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