演題

OP-078-3

正常肝および脂肪肝マウスにおける活性化プロテインCの肝虚血再灌流傷害抑制効果の比較検討

[演者] 松田 明敏:1
[著者] 奥田 善大:1, 出崎 良輔:1, 藤永 和寿:1, 飯澤 祐介:1, 加藤 宏之:1, 高橋 直樹:1, 種村 彰洋:1, 村田 泰洋:1, 安積 良紀:1, 栗山 直久:1, 岸和田 昌之:1, 水野 修吾:1, 臼井 正信:1, 櫻井 洋至:1, 伊佐地 秀司:1
1:三重大学肝胆膵・移植外科

活性化プロテインC (APC)は肝臓の虚血再灌流傷害 (IRI) を抑制すると報告されているが, 脂肪肝での効果は明らかでない。今回, マウスIRIモデルで, 正常肝と脂肪肝でのAPCの効果を比較した。 [方法] 正常肝マウスと脂肪肝マウスをcontrol群 (C)とAPC投与群 (A)とに分け, IRI 4時間後, 24時間後の血清, 肝組織を比較した。 [結果] 正常肝では4時間後のAST, ALTはA群で有意に低く,炎症細胞浸潤や内皮傷害も有意に少なかった。脂肪肝ではA群とC群の間に4時間後のAST, ALTや炎症細胞浸潤に差はなかったが, 24時間後のAST, ALTや炎症細胞浸潤はA群で有意に低く, 肝組織の壊死範囲も有意に少なかった。AMPKや肝再生マーカーのPCNAもA群で有意に高かった。 [結語] 正常肝ではAPCは早期から非実質細胞傷害を軽減するが脂肪肝では抗炎症効果は遅れ,主に肝実質細胞傷害を軽減すると考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版