演題

OP-078-1

オルプリノンによる肝臓内皮保護効果の臨床応用に向けて ~From rats to human~

[演者] 井口 公太:1
[著者] 波多野 悦朗:1, 山中 健也:1, 佐藤 元彦:1, 山本 玄:1, 笠井 洋祐:1, 奥野 将之:1, 岡本 竜弥:1, 藤 浩明:1, 瀬尾 智:1, 田浦 康二朗:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

オルプリノン(OLP)は選択的ホスホジエステラーゼIII阻害剤であり、肝臓、脳、心臓、腎臓における虚血再灌流障害に対して臓器保護効果の報告を有する薬剤である。我々はラット90%肝切除モデルにおいて、OLPが内皮型一酸化窒素合成酵素(eNOS)を過剰発現させ、シェアストレスを軽減、肝臓内皮保護効果を示すことを明らかにした。また、ラット30%部分肝移植モデルにおいて、OLPによる術後早期の肝微小環境保護効果を明らかにした。さらにブタ70%肝切除モデルにおいてOLP至適投与量、期間を検討、ラットと同様に肝保護効果を再現可能であった。現在、我々は肝切除周術期OLP投与に関する第I相臨床試験を実施中である。小動物モデルで検討した薬物効果を、大動物モデルを介して、ヒトにて臨床研究を実施する本一連の研究過程は、虚血再灌流障害を含めた臨床課題の克服に有効なストラテジーと考える。
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