演題

OP-077-8

c-Met発現解析に基づく肝細胞癌における肝動脈化学塞栓療法不応の機序解明

[演者] 梶原 淳:1
[著者] 富丸 慶人:1, 江口 英利:1, 友國 晃:1, 浅岡 忠史:1, 和田 浩志:1, 川本 弘一:1, 丸橋 繁:1, 永野 浩昭:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科

【背景】肝細胞癌(HCC)に対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)は,反復施行するにつれ「TACE不応」と呼ばれる治療抵抗性を示すが,その機序は明らかでない.今回,TACEが誘導する低酸素と関連するc-Metに注目し,TACE不応の機序解明を目的とした.【方法】術前TACE施行後に肝切除を施行した症例と術前TACEを施行せずに肝切除を施行した症例の癌部におけるc-Metの発現を比較した.更に肝切除を施行したTACE不応病変におけるc-Metの発現も評価した.【結果】TACE施行症例においてc-Met高発現を示す症例は61%(19/31例)で,TACE非施行症例(27%,14/51例)よりも多かった.TACE不応症例14例においてc-Met高発現症例の割合は93%(13/14例)と高率であった.【結語】TACE自身によるc-Met発現誘導がTACE不応の機序の1つである可能性が示唆された.
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