演題

OP-077-6

血行性肝転移早期におけるKupffer細胞と腫瘍細胞の類洞内動態

[演者] 松村 英樹:1
[著者] 近藤 匡:1, 小川 光一:1, 田村 孝史:1, 福永 潔:1, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科

背景: 本研究では, 生体蛍光顕微鏡 (IVM) を用いてKCとTCの動態を解析し肝転移初期におけるKCとTCの相互作用を検討した. 方法: ラットにclodronate封入リポソームを用いてKCを除去したKC(-)群 とコントロールのKC(+)群を作成し, ラット大腸癌細胞株5x106個を投与した. KCとTCの類洞内動態をIVMでTC投与20分後から360分後まで行った. さらに, 電子顕微鏡でKCとTCの膠着を評価し, KCの活性化をTNF-αとIL-1βで評価した.結果: TC投与20分後から120分まで, 一腺房あたりの類洞内膠着TC数は両群間に差を認めなかった. TC投与360分後, KC(-)群の膠着TC数は有意に多かった. 電子顕微鏡像ではKCのTC貪食像を認めた. KCに膠着するTCの割合は経時的に増加し, TC投与によりKCが活性化されていた. 結語: KCは肝転移早期に転移を抑制する働きを持つことが示唆された.
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