演題

OP-077-5

肝細胞癌における上皮間葉移行(EMT)と癌幹細胞マーカー(CSC)の発現解析

[演者] 日向 聖:1
[著者] 和田 浩志:1, 丸橋 繁:1, 山中 千尋:1, 松浦 雄祐:1, 山下 雅史:1, 谷崎 慶子:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 川本 弘一:1, 江口 英利:1, 梅下 浩司:2, 永野 浩昭:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学大学院 消化器外科学, 2:大阪大学周手術期管理学

【背景】肝細胞癌(HCC)の進展・転移・再発には,癌幹細胞(CSC)や上皮間葉転換(EMT)の関与が示唆される。教室ではこれまでCD13陽性細胞がCSC様の性質を呈することを報告してきた。今回臨床検体を用いてCD13の発現とEMTマーカーの関連性を検討した。【方法】肝切術を施行したHCC87例を免疫組織化学法にてCD13、E-cadherin、Vimentinの発現を評価し、さらに9症例で主腫瘍、門脈本幹、腫瘍栓先進部における発現様式を比較した。【結果】CD13陽性細胞を5/10HPF以上認めたCD13(+)群は37例(42.5%)であり,門脈内腫瘍栓を多く伴っていた(p<0.05)。また主腫瘍から腫瘍栓先進部に移行するに従いCD13、Vimentin陽性例が増加した。無再発生存率は、CD13(+)群で低い傾向にあり、Vimentin(+)群では有為に不良であった。【結語】HCCにおけるCD13およびVimentinの高発現は、門脈内腫瘍栓形成および進展と相関を認め、浸潤・転移に関与している可能性が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版