演題

OP-077-3

肝細胞癌におけるサイトケラチン19の意義とメチル化の役割

[演者] 谷口 文崇:1
[著者] 横道 直佑:2, 永坂 岳司:1, 楳田 祐三:1, 河合 毅:1, 藤 智和:1, 竹原 裕子:1, 木村 圭祐:1, 八木 孝仁:1, 藤原 俊義:1
1:岡山大学消化器外科, 2:聖隷三方原病院ホスピス科

【緒言】サイトケラチン19 (CK19) 発現は肝細胞癌 (HCC) の予後不良因子となりうる。CK19発現の予後およびメチル化との関与を検討した。【方法】HCC切除564例中UICC StageⅢB以上、移植、術前療法施行例、混合型肝癌を除外した125例。CK19発現は免疫染色で評価し、メチル化解析は異なる2領域(R1, R2)で検討。ヒト肝癌細胞株 (HuH7, HLF) の網羅的メチル化解析を施行。【結果】CK19発現陽性例は29例 (23.2%) で、有意に全生存期間が短かった(p=0.025)。多変量解析でCK19陽性は独立した予後不良因子であった(HR 2.9, p=0.018)。メチル化症例では有意にCK19発現陰性例が多かったが(R1/R2: p=0.007/0.002)、予後との関連性は指摘できなかった。網羅的メチル化解析で、HuH7ではメチル化が少なくCK19が強発現し、HLFではメチル化が多く発現が低下していた。【結論】CK19はHCC予後予測マーカーとして有用であり、そメチル化により発現が制御されている可能性がある。
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