演題

OP-076-8

小胞体ストレスが肝切除後の肝再生に与える影響

[演者] 工藤 和大:1
[著者] 打波 宇:1, 吉岡 政人:1, 渡辺 剛:1, 飯田 正毅:1, 山本 雄造:1
1:秋田大学消化器外科

【目的】ウイルス性肝炎や脂肪肝などの障害肝では肝切除後の肝再生は不良である。障害肝に潜在する小胞体(ER)ストレスが肝再生に与える影響は不明である。ERストレスが肝切除後の肝再生に与える影響を検討。【方法】C57BL/6Jマウスを用い、ERストレスモデルとしてTunicamycin(TM)の腹腔内投与を使用。ERストレス誘導はBiP発現で確認。TM投与48時間後に70%肝切除を行い肝再生を検討。【結果】投与群で肝切除後の生存率は50%、肝体重比も低値で肝再生は抑制。再生抑制の機序を検討するため再生因子を測定。肝内IL-6 mRNAは投与群で高値であったが血中濃度に差はなく、ERストレスが蛋白合成を抑制する可能性が示唆された。IL-6下流のCyclinD1発現は抑制され、ERストレス存在下で再生因子の発現抑制が考えられた。BrdU標識率も低値であった。【結論】ERストレス存在下で肝切除後に再生因子発現が低下し、再生が抑制された。再生因子低下機序の解明が望まれる。
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