演題

OP-076-7

マウス肝切除後の肝再生におけるCD11b+ Kupffer細胞の役割についての検討

[演者] 西山 潔:1
[著者] 木村 暁史:1, 野呂 拓史:1, 守屋 智之:1, 神藤 英二:1, 辻本 広紀:1, 上野 秀樹:1, 青笹 季文:1, 木下 学:2, 長谷 和生:1, 関 修司:2, 山本 順司:1
1:防衛医科大学校外科, 2:防衛医科大学校免疫・微生物学

【背景】Kupffer細胞には、サイトカイン産生能を有する骨髄由来CD11b+Kupffer細胞と肝臓由来で貪色殺菌能を有するCD68+Kupffer細胞の2つが存在する。この内CD11b+Kupffer細胞の肝再生への関与について検討した。【方法】70%肝切除後、肝再生中の肝単核球の分布とCD11b+Kupffer細胞のFasL発現、細胞内TNFをFACSで測定した。また放射線照射によるCD11b+Kupffer細胞の除去モデル、CCR2 antagonist投与モデルで肝再生を検討した。【結果】肝再生時、CD11b+Kupffer細胞はFasL発現率の上昇を伴う増加を示し、細胞内TNF陽性細胞の割合も上昇していた。放射線照射やCCR2 antagonist投与による肝CD11b+Kupffer細胞の除去や減少によって肝再生は抑制された。【結論】肝再生時、CCR2を介して骨髄から肝に分化誘導されたCD11b+Kupffer細胞が、自ら産生するTNFによってFasLを発現し、Fas/FasLを介して肝細胞増殖の促進維持に寄与していることが考えられた。
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