演題

OP-076-4

加齢肝再生不全における肝星細胞の役割についての検討

[演者] 荒川 悠佑:1
[著者] 島田 光生:1, 寺奥 大貴:1, 吉川 雅人:1, 石川 大地:1, 山田 眞一郎:1, 斎藤 裕:1, 高須 千恵:1, 岩橋 衆一:1, 池本 哲也:1, 森根 裕二:1, 居村 暁:1, 東島 潤:1
1:徳島大学消化器・移植外科

【背景】加齢肝では肝切除術後の再生能が低下し術後管理に注意を要する。そのメカニズムとして、肝再生に重要な役割をもつ非実質細胞である肝星細胞の差異について検討を行った。【方法】雄性balb/cマウスを用い8週齢以下を若年群、16か月以上を高齢群として肝星細胞を濃度勾配遠心分離法を用いて単離し、以下の項目について検討を行った。Real time PCRにより肝星細胞における加齢指標マーカー(SMP30,SIRT1,p16,p66)及び肝再生関連因子(HGF, TGFβ)の発現を、ELISA法を用いて肝星細胞培養液のHGF, TGFβ濃度を測定した。【結果】高齢肝星細胞ではSMP30 mRNA発現が低下し、p16 mRNAが高発現していた 。また、HGF mRNAが低発現し、TGFβ mRNAの高発現を認めた。高齢群の培養液中では、HGF濃度が若年肝星細胞に比し低値であった。【結語】加齢肝における肝再生不全のメカニズムとして、肝星細胞による肝再生因子HGFの産生低下が関与している可能性がある。
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