演題

OP-076-3

大量肝切除術後における残肝の炎症性障害に起因する肝再生

[演者] 内 玲往那:1
[著者] 久保木 知:1, 清水 宏明:1, 加藤 厚:1, 大塚 将之:1, 吉富 秀幸:1, 古川 勝規:1, 高屋敷 吏:1, 高野 重紹:1, 岡村 大樹:1, 鈴木 大亮:1, 酒井 望:1, 賀川 真吾:1
1:千葉大学臓器制御外科

【目的】拡大肝切除術後の残肝や肝移植におけるsmall for size graftでは阻血再還流障害に類似した肝障害が生じると報告され、炎症性障害や類洞内皮障害に伴う微小循環障害が一因と考えられている。臨床の場でも残肝容量不足の際に、肝障害が増強し肝再生遅延から肝不全に至る症例を経験するが、有用な治療法は存在しない。今回我々はマウスモデルにて拡大肝切除後の残肝における肝再生遅延機序を検討した。【方法】①マウスにて致死的モデルである90%肝切除モデル、生存モデルである70%肝切除モデルを作成し、術後生存率、肝再生率、肝再生シグナルを評価。②In vitroにてマウス正常肝細胞をMIP-2で刺激し、肝再生シグナル発現へのPin1の関与を検討。【結論】拡大肝切除時には残肝における微小循環障害を制御し、肝細胞におけるPin1発現を維持する事が、NFκB活性を亢進させ、肝再生を促進させるための有用な治療法となり得る。
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