演題

OP-075-1

肺区域切除術後の肺血流変化 −肺葉切除との比較−

[演者] 八柳 英治:1
[著者] 佐藤 一博:1
1:国立病院帯広病院呼吸器外科

【はじめに】区切施行例と葉切施行例との間で術後肺血流変化を比較した。【対象】過去3年間に術前及び術2週目にMRI- PC法にてPA血流量を測定した区切群22例と葉切群76例を対象とした。【方法】PHILIPS社製INTERA 1.5Tを用い、PC法(TR:8.3msec,TE:5.1msec,フィリップ角:15°,心電図同期)にてPA血流量(ml/sec)を算出。術側血流の術前後の変化量(Δml)を求め、変化率 (Δ%)を(術前値−術後値)÷術前値×100にて計算し両術式間で比較した。【結果】全体のΔmlは60.5±27.8ml、Δ%は38.1±13.3%、これらと切除亜区域数との間の相関係数は各々0.46(p<0.01)、 0.63(p<0.01)と有意な正の相関を認めた。各術式のΔmlとΔ%は、区切群(37.1±23.4ml,22.7±14.9%)、葉切群(67.3±25.2ml,42.5±13.8%)で、Δml(p<0.01)とΔ%(p<0.01)共に区切群の方が有意に低値であった。【まとめ】区切は肺血流温存性の点で葉切よりも優れている事が術後2週目の時点で示された。
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