演題

OP-074-7

肝静脈根部大型腫瘍に対するアプローチ - 21cm巨大縦隔腫瘍摘出の経験 -

[演者] 池野 嘉信:1
[著者] 田浦 康二朗:1, 伊達 洋至:2, 陳 豊史:2, 南方 謙二:3, 岡部 寛:4, 瀬尾 智:1, 松田 麻子:5, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科, 2:京都大学呼吸器外科, 3:京都大学心臓血管外科, 4:京都大学消化管外科, 5:京都大学麻酔科

【はじめに】肝静脈根部下大静脈に浸潤する腫瘍の切除は肝臓外科領域に於いて最もチャレンジングな手術である。肝上部下大静脈を切離し肝を前方に挙上するAnte situm法は、通常では得られないような肝静脈合流部の良好な視野を得ることができ、肝静脈根部に接する大型腫瘍を安全に切除する上で有効な手技である。今回我々は肝静脈合流部に浸潤が疑われる巨大縦隔腫瘍に対し、温阻血下Ante situm法により切除し得た症例を経験したので報告する。【症例】60歳代、女性。平滑筋肉腫が肝上部下大静脈〜左中肝静脈の下大静脈流入部周囲を取り囲むように存在し肝を頭側から圧排。人工心肺下に右房直下(腫瘍頭側)にて下大静脈を切離し温阻血下ante-situm法にて良好な視野のもと肝上部下大静脈と腫瘍の間を剥離。THVE下に肝上部下大静脈をno clampで切離して腫瘍を摘出。人工血管を用いて肝上部下大静脈を再建した。
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