演題

OP-074-6

より安全な肝門部Glisson一括処理法の工夫

[演者] 岡田 克也:1
[著者] 宮澤 光男:1, 合川 公康:1, 渡邊 幸博:1, 岡本 光順:1, 小山 勇:1
1:埼玉医科大学国際医療センター消化器外科

【背景】Glisson一括処理において、肝門部の剥離操作により肝実質や門脈から思わぬ出血を呈することがある。この操作を我々はソフト凝固のモノポーラー電極を用い、背側からのアプローチを加えて行っている。【手技】Glisson一次分枝の結合織と肝実質の間をモノポーラー電極の先端で剥離。出血した際、電極をGlissonから離しソフト凝固で止血。ある程度腹側から剥離した段階で背側からの操作に移る。尾状葉と肝十二指腸間膜背側の漿膜の付着部で漿膜を破り、モノポーラー電極で門脈背側と肝実質との間の剥離を進める。ソフト凝固で損傷しやすい胆管は腹側に位置しており、安全に止血可能である。直角鉗子を背側から腹側へ向けて通しGlisson一次分枝を拾う。これまで本手技による大きな合併症は認めていない。【結語】ソフト凝固デバイスを駆使し背側からもアプローチすることで、より安全なGlisson一括処理が可能と考えられる。今回この手技・工夫を供覧する。
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