演題

OP-074-5

胆嚢牽引法を用いた肝門部グリソン鞘へのアプローチ

[演者] 爲佐 卓夫:1
[著者] 坂本 和彦:1, 松隈 聰:1, 松井 正人:1, 新藤 芳太郎:1, 徳光 幸生:1, 飯田 通久:1, 徳久 善弘:1, 鈴木 伸明:1, 上野 富雄:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:2
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学

当科ではグリソン鞘一括処理の工夫として、胆摘およびグリソン鞘の剥離の際に、胆嚢を牽引することが簡便であるとし、胆嚢牽引法として報告してきた。【胆嚢牽引法】胆摘を行う際に、胆嚢を牽引しつつ胆嚢底部から全層切離で行うと肝門板を剥離する層に到達する。これにより肝門部でグリソン鞘内に入らずに前区域グリソン鞘の根部に到達する。【手術手技】胆嚢牽引法を用いると前区域グリソン鞘のテーピングが容易となる。後区域枝は引き抜き法を用いる。亜区域枝の同定(S5、S8)は胆嚢を牽引すると前区域グリソン鞘が引き出され、亜区域枝を手前から確認できる。S8亜区域枝は、前区域枝のテープをS5亜区域枝から引き抜きテーピング出来る。グリソン鞘の切離は肝切離を先行し結紮切離する。【検討】2005.1~2013.12に胆嚢牽引法を行った97例中、本手技に起因するものは認めなかった。【結語】胆嚢牽引法を用いたグリソン鞘への到達は有用である。
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