演題

OP-074-4

肝腫瘍の主要脈管侵襲に応じた解剖学的肝切除手技と定型化

[演者] 小林 省吾:1
[著者] 後藤 邦仁:1, 丸橋 繁:2, 高橋 秀典:1, 秋田 裕史:1, 杉村 啓二郎:1, 三吉 範克:1, 本居 正明:1, 大森 健:1, 岸 健太郎:3, 能浦 真吾:1, 藤原 義之:1, 大植 雅之:1, 矢野 雅彦:1, 石川 治:1, 左近 賢人:1
1:大阪府立成人病センター外科, 2:大阪大学消化器外科, 3:大阪警察病院外科

肝門部脈管や肝静脈への浸潤を認める肝腫瘍に対しては、解剖学的肝切除が必要となる。当科では、(1)門脈腫瘍栓に対しては門脈先行処理 (2)胆管浸潤例(肝門部胆管癌を含む)や肝静脈浸潤例はそれぞれの脈管を最後に処理し、その他の手技について定型化を試みている。主要脈管への浸潤のない症例では、グリソン一括処理を行っている。【成績】当院における近年(2012年-)の肝切除217例のうち肝葉切除46例において、個別処理を35例(76%、肝細胞癌9例、胆管細胞癌11例、肝門部胆管癌9例)に施行しており、手術時間(以下中央値)は490分、出血量 1080mLであった。一方、同時期に行われたグリソン一括処理(肝細胞癌7例、胆管細胞癌1例)はそれぞれ390分、905mLであった。術後合併症はそれぞれ9例(26%)、3例(33%)で、このうち胆汁漏は1例ずつ、術後在院日数は22日、12日であった。【結語】主な浸潤領域を考慮することで、解剖学的肝切除の定型化はある程度可能である。
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