演題

OP-074-3

当科におけるvenous drainage guided selective hepatectomy 9症例の検討

[演者] 狭間 一明:1
[著者] 吉見 泰典:1, 細井 隼人:1, 京極 典憲:1, 松井 あや:1, 渡辺 幹夫:1, 岩井 和浩:1
1:王子総合病院

Venous drainage guided selective hepatectomy(VDGH)は肝静脈のドレナージ領域を視覚化し、肝切離の指標とする肝切除の手技である。肝静脈のみを単独で阻血しても肝表面に変色領域は現れない。肝静脈と肝動脈とを同時に阻血することによって当該肝静脈のドレナージ領域がうっ血領域として視覚化される。VDGHは右肝静脈切離を伴う拡大後区域切除、右下肝静脈切離を伴うS6切除、中肝静脈切離を伴う拡大左葉切除 などに適応可能と考えられる。当科ではこれまでVDGHを9例に施行、術式は右肝静脈切離を伴う拡大後区域切除6例、S6温存した拡大後区域切除1例、中肝静脈切離を伴う拡大左葉切除2例であった。男性5例、女性4例。年齢は64歳~84歳。HCC5例、転移性肝腫瘍4例。手術時間は105分から182分。出血量は405mlから3030mlであった。術中術後に合併症なく安全に施行された。当科で施行されたVDGH症例について検討を加え、手技の要点について概説する。
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