演題

OP-074-2

手技定型化が可能にした門脈・肝静脈解剖に基づく合理的な系統的肝切除~副右肝静脈灌流領域切除を伴う拡大前区域切除術~

[演者] 居村 暁:1
[著者] 吉川 雅登:1, 寺奥 大貴:1, 石川 大地:1, 山田 眞一郎:1, 齋藤 裕:1, 高須 千絵:1, 岩橋 衆一:1, 荒川 悠佑:1, 東島 潤:1, 池本 哲也:1, 森根 裕二:1, 三宅 秀則:1, 島田 光生:1
1:徳島大学外科

【はじめに】定型化された肝葉切除手技を応用し、静脈灌流領域を加味した拡大肝前区域切除術の有用性を報告する。【適応】前区域に主座をおき上右肝静脈(SRHV)を圧排または背側まで回り、担癌門脈域系統切除にSRHV切除が必要な肝癌(下右肝静脈:IRHVが存在)。【術式の要点】1.肝門処理:グリソン右一次・二次分枝テーピング2.右葉脱転:上右・下右肝静脈テーピング3.切離線決定:前区域グリソンクランプ、肝動脈とSRHVクランプによる二変色領域マーキング4.肝離断:Pringle+選択的肝静脈遮断下に切離。深部はハンギング併施。【症例】前区域にSRHV圧排する10cmの肝癌。右葉切除後残肝は30%台、前区域切除は腫瘍を一部包含せず、前区域+SRHV灌流域切除を選択。IRHV温存により残肝45%、機能的残肝を大きく確保した。CTで残肝に鬱血域なし。【結語】残肝機能に配慮が必要な右上区域肝癌に対するSRHV領域を含む拡大前区域切除は合理的で有用な術式である。
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