演題

OP-073-7

食道静脈瘤合併肝細胞癌の手術成績の検討

[演者] 原田 昇:1
[著者] 前田 貴司:1, 萱島 寛人:1, 松田 裕之:1, 筒井 信一:1, 濱武 基陽:1, 松山 歩:1, 伊藤 修平:1, 郡谷 篤史:1, 増田 隆伸:1, 石田 照佳:1
1:広島赤十字原爆病院外科

【緒言】欧米で適応外である門脈圧亢進症による食道静脈瘤合併肝癌に対して、我が国では適切な肝機能評価に基づき肝切除を施行しているが、食道静脈瘤の周術期管理については明確ではない。【目的】食道静脈瘤合併肝癌の周術期成績を検討する。【対象・方法】肝癌切除502例を食道静脈瘤合併肝癌(Vx群)と合併なし肝癌(nonVx群)に分け、周術期成績を検討した。【結果】Vx群100例、nonVx群402例の5年生存率は46.1%、67.1%でVx群が有意に不良(P=0.0032)だった。多変量解析にて食道静脈瘤は独立予後規定因子(P=0.0216)だった。術後食道静脈瘤破裂は10例で内視鏡分類F2以上又はRC陽性で有意に破裂を認めた。術前食道静脈瘤治療施行5例中2例に破裂、術後予防的食道静脈瘤治療10例で破裂はなかった。【結語】食道静脈瘤は肝癌術後予後に影響し、F2以上又はRC陽性は破裂の危険性が高率であり、高リスク群の周術期食道静脈瘤治療の継続の必要性が示唆された。
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