演題

OP-073-6

腫瘍表面が露出した肝細胞癌手術症例の検討

[演者] 山戸 一郎:1
[著者] 野見 武男:1, 北東 大督:1, 安田 里司:1, 尾原 伸作:1, 庄 雅之:1, 山田 高嗣:1, 赤堀 宇広:1, 川口 千尋:1, 木下 正一:1, 長井 美奈子:1, 金廣 裕道:1, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科

【背景】肝細胞癌手術における切除断端距離(SM)は肝予備能,腫瘍局在,大きさに制限される.ガイドライン上,脈管と接する場合SMは0mmでよいとされている.【目的】腫瘍表面が露出した肝細胞癌の予後の検討.【対象】2000年以降の単発肝細胞癌に対する初回切除180例.【方法】腫瘍表面露出群と非露出群で,予後などを検討.【結果】露出群:26例,非露出群:154例.背景因子に有意差なし.露出の原因は,脈管に接するが16例,離断中に近接が8例,不明が2例.再発形式は露出群で断端3例,肝内12例,肝外0例,肝内+肝外4例,非露出群では,それぞれ3,58,4,11例であり,断端再発は露出群で有意に高かった.しかし,各群における5年全生存率,5年無再発生存率に有意差を認めなかった.【結語】断端再発の点からはSMを確保することが望ましいが,腫瘍表面が露出しても生存率に差を認めず,脈管に接する場合などは表面を露出する切除も許容できると思われた.
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