演題

OP-073-4

3cm未満肝細胞癌に対する肝切除は必要か?

[演者] 山下 信吾:1
[著者] 片桐 聡:1, 有泉 俊一:1, 小寺 由人:1, 高橋 豊:1, 大森 亜紀子:1, 尾形 哲:1, 江川 裕人:1, 山本 雅一:1
1:東京女子医科大学消化器外科

【目的】当院での臨床病理学的検討において、3cm未満肝細胞癌(HCC)でも単純結節周囲増殖型(SNEG)は門脈浸潤、肝内転移が多く予後も不良なため、局所治療の適応外としてきた。今回、3cm 未満初発HCCにおける肝切除治療成績を、同時期に施行した穿刺局所治療(ラジオ波凝固焼灼術:RFA)と比較し、当院での局所治療適応基準を再検証することで、3cm未満HCCに対する肝切除について検討した。【方法】1999年~2008年での3 cm 未満、単発HCC 260症例中、肝切除群(n=180)とRFA群(n=81)、肝切除群の肉眼型別(単純結節及び境界不明瞭型症例: SN群、SNEG群)について5年無再発生存率、5年生存率を検討した。【結果】肝切除群とRFA群の5年無再発生存率は、36.3vs. 38.3 %、5年生存率は、81.3vs. 71.8%であり、肉眼型別の検討でも有意差は無かった。【結語】局所治療に対するSNEG型を除外した適応基準は妥当であり、3cm未満SNEG型HCCに対して、解剖学的切除が必要である。
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