演題

OP-072-8

下大静脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌における手術の意義と工夫

[演者] 門野 潤:1
[著者] 菰方 輝夫:2, 中薗 俊博:1, 基 俊介:1, 井上 真岐:1, 北薗 巌:1, 井本 浩:1
1:鹿児島大学心臓血管・消化器外科, 2:国立病院 鹿児島医療センター 外科

【目的】下大静脈 (IVC) 腫瘍栓を伴う肝細胞癌の手術の意義と工夫を検討。【結果】進行度:4a 2例,4b 5例。右葉切除+腫瘍栓摘出 3例,左葉切除+腫瘍栓摘出1例,前区域切除+腫瘍栓摘出1例,腫瘍栓摘出のみ1例(播種のIVC浸潤),右葉切除のみ1例(器質化腫瘍栓)。補助手段:右房(RA)内進展:完全体外循環。RA流入部から横隔膜上IVC:横隔膜縦切開+心嚢切開下にTotal Hepatic Vascular Exclusion (THVE)。横隔膜下IVC:THVE。予後:術死1例。耐術6例の生存率は1年67%, 2年22%。進行度4b全例に肺転移あり。化学療法困難2例(1例5-FUのみ)は1年以内に死亡。化学療法で転移巣が縮小した1例は450日生存中,転移巣ラジオ波焼灼症例は1016日無再発。播種のIVC浸潤例,肺転移増悪の1例は化学療法で 各々693,465日で死亡。【まとめ】原発巣切除と集学的治療による転移巣制御が長期生存の鍵である。RA流入部までの腫瘍栓は横隔膜縦切開+心嚢切開が有用であった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版