演題

OP-072-7

Vv3合併肝細胞癌に対する肝切除における体外循環併用の適応

[演者] 貞森 裕:1
[著者] 門田 一晃:1, 日置 勝義:1, 伊藤 雅典:1, 黒瀬 洋平:1, 石井 龍宏:1, 中野 敢友:1, 浅海 信也:1, 大野 聡:1, 金 仁洙:1, 高倉 範尚:1
1:福山市民病院外科

Vv3症例では、IVCの遮断部位によって体外循環の必要性が異なり、IVCの単純遮断のみで腫瘍栓摘除も可能である。しかし、腎障害合併例ではIVC遮断時の血圧低下や腎うっ血が腎機能低下を引き起こす。[症例] 78歳・男性。右房直下に及ぶIVC腫瘍栓と肝内転移を伴うHCCを認めた。CDDPによる肝動注療法が施行され、腫瘍栓はRHV根部まで退縮したが、高度腎障害が進行し、肝動注療法の継続が困難となった。Anterior approachにて肝右葉切除を行いIVC前面に到達した。IVC遮断下にRHV根部を周囲のIVC壁とともに切除し、心膜パッチで再建した。IVC遮断時にはバイオポンプによるVeno-veno bypassを併用し、腎うっ血と血圧低下による腎機能低下を回避し得た。[考察]腎障害を合併したVv3症例では、IVC遮断による腎機能低下を回避する目的で体外循環の併用も考慮すべきである。
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