演題

OP-072-2

高度門脈内腫瘍栓を伴う肝細胞癌に対する集学的治療~術前放射線療法を中心に

[演者] 後藤 邦仁:1
[著者] 小林 省吾:1, 丸橋 繁:2, 高橋 秀典:1, 秋田 裕史:1, 杉村 啓二郎:1, 三吉 範克:1, 本告 正明:1, 大森 健:1, 岸 健太郎:3, 能浦 真吾:1, 藤原 義之:1, 大植 雅之:1, 矢野 雅彦:1, 石川 治:1, 左近 賢人:1
1:大阪府立成人病センター消化器外科, 2:大阪大学消化器外科, 3:大阪警察病院外科

高度門脈内腫瘍栓を伴う肝細胞癌(Vp-HCC)に対する術前放射線(RT)併用療法の治療成績を明らかにすることを目的とした.【対象/方法】当院にて肝切除を施行したVp-HCC(Vp3/4)症例25例を対象とした.このうち12例に対し術前RTを施行.初期の9例は3次元原体照射を,直近の3例は体幹部定位照射(SBRT)を併用した.RT照射群と非照射群(n=13)について遠隔成績と門脈内腫瘍栓に対する組織学的壊死効果を比較検討した.【結果】1)RT照射群の1/3/5年生存率は82/48/32%で,非照射群(39/31/8%)に比し予後良好であった(P=0.046). 2)RT照射群にて腫瘍栓に対する組織学的壊死率が70%以上(High群)は9例で, 70%未満(Low群)は3例であった. またSBRT群3例は全例High群であった. 4)上記High群の1/3/5年生存率は100/69/46%で, Low群(33/0/0%)に比し予後良好であった(P=0.004).【結語】Vp-HCCに対する術前RT療法は,腫瘍栓に対する壊死効果が高く,予後向上に寄与する可能性が示唆された.
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