演題

OP-072-1

5cm以上の巨大肝細胞癌における臨床病理学的特徴及び肝切除後予後不良因子に関する検討

[演者] 戸島 剛男:1
[著者] 磯 恭典:1, 芝原 幸太郎:1, 武藤 純:2, 東 秀史:2
1:社会保険仲原病院外科, 2:製鉄記念八幡病院外科

【背景】巨大肝細胞癌(HCC)の根治切除後の予後不良因子は明らかでない。
【目的】5cm以上の巨大HCCの術後予後不良因子を同定。
【対象/方法】(1)二病院(仲原病院、製鉄記念八幡病院)における肝切除症例のうちHCC根治切除179例を巨大HCC症例40例(HH群)と5cm未満139例の2群で比較検討。(2)HH群の予後不良因子を多変量解析。
【結果】(1)背景因子や肝機能に有意差なし。腫瘍因子はPIVKA-II、分化度(低分化)、脈管侵襲陽性率がHH群で悪性度が高値(P<0.01)。手術因子は切除範囲(区域以上)、手術時間、出血量がHH群で高値 (P<0.001)。術後生存率はHH群で有意に予後不良。(2)術後の再発に関してはDCP 500mAU/mL以上(オッズ比1.84)、出血量1000mL以上(オッズ比1.010)、HCV感染あり(オッズ比1.56)の3因子が独立予後不良因子(p<0.001)。
【まとめ】5cm以上の巨大肝細胞癌において術後の再発を念頭においた術後経過観察と有効な補助化学療法の開発を期待。
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