演題

OP-071-3

高齢者肝細胞癌切除症例における臨床病理学的特徴と治療成績の検討

[演者] 島田 慎吾:1
[著者] 宮岡 陽一:1, 鈴木 崇史:1, 徳渕 浩:1, 小林 篤寿:1, 河合 朋昭:1, 小林 清二:1, 小笠原 和宏:1
1:釧路労災病院外科

【目的】高齢者肝細胞癌切除症例の臨床病理学的特徴や治療成績を明らかにする。【対象と方法】2000年1月から2014年7月までの肝細胞癌に対する初回肝切除症例62例を対象とした。75歳以上の後期高齢者(WHO分類)肝細胞癌切除症例15例(高齢者群:E群)に対して、臨床病理学的特徴と治療成績を75歳未満の肝細胞癌切除症例47例(非高齢者群:Y群)と比較し、解析した。【結果】E群の内訳は男9例(60.0%)、女6例(40.0%)であった。E群ではY群に対して有意にHBV関連が少なく、HCV陽性例が多かった。累積5年生存率、平均生存期間(中央値)は38.8%、108ヶ月、無再発生存期間(中央値)は19ヶ月、再発例は8例(残肝7例、肺・骨1例)、術後平均在院期間は26日、術後合併症症例は4例であった。【結語】高齢者であっても肝細胞癌の切除成績は非高齢者と遜色ない結果が期待できる可能性がある。術前リスクの正確な評価による手術適応を行い、細やかな術後管理に努めることが重要である。
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