演題

OP-070-8

複合的戦略を基盤として機能回復を目指した心停止ドナーからの移植臓器有効利用の研究

[演者] 松野 直徒:1
[著者] 小原 弘道:2, 内藤 宗和:3, 萩原 正弘:1, 石井 大介:1, 内田 浩一郎:1, 北 健吾:1, 渡邊 賢二:1, 川原 俊晴:1, 絵野沢 伸:4, 古川 博之:1
1:旭川医科大学消化器病態外科, 2:首都大学東京理工学科, 3:愛知医科大学解剖, 4:国立成育医療研究センター先端医療開発室

目的] 欧米では心停止ドナーからの移植数が増加している。本研究では心停止後60分の肝臓に対し臓器摘出前の膜型人工肺と血液透析を組み合わせた死体内灌流の導入、灌流型臓器保存、さらに虚血再灌流前の治療という複合的戦略の有用性について検討した.[方法] ブタ(体重20kg)肝臓を心停止後60分の温阻血障害をおき,実験を行った.1)ECMO併用HD体内灌流 PHは改善効果が示され灌流装置による評価では逸脱酵素AST,LDHは非体内灌流群に比較し低値を示した。2)灌流保存装置による復温保存:復温群は組織内mRNA(iNOS,,TNFα, IL1βの発現抑制,移植後2時間のAST、LDH(IU/L)は復温群で冷温群に比し低値であった。復温群には生存例を得た。3)虚血再灌流直前の門脈内活性水素の投与:活性水素濃度は954.6ppmと高値を示し、30分後には消失した。再灌流後のAST,ALTは低値を示した。結語)複合的治療戦略により心停止ドナーグラフトは機能回復の可能性がある。
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