演題

OP-070-6

肝移植周術期合併症対策として人工膵臓を導入した2例

[演者] 高田 智司:1
[著者] 林 泰寛:1, 中沼 伸一:1, 牧野 勇:1, 中川原 寿俊:1, 宮下 知治:1, 田島 秀浩:1, 高村 博之:1, 北川 裕久:1, 二宮 致:1, 伏田 幸夫:1, 宗景 匡哉:2, 北川 博之:2, 花﨑 和弘:2, 太田 哲生:1
1:金沢大学消化器・乳腺・移植再生外科, 2:高知大学外科一

【緒言】適切な周術期血糖管理は術後感染症をはじめ合併症抑制に有用であるが,肝移植では血糖値が大きく変動し,従来の血糖管理法では不十分な可能性がある.当科では侵襲の高い肝胆膵外科手術に対して人工膵臓(日機装STG-55)の導入を試みており,肝移植2例にも使用したので報告する.【症例1】28歳,女性.原発性硬化性胆管炎(MELD score 20)に対し生体肝移植を施行.手術開始時より人工膵臓を使用し,無肝期には低血糖となり人工膵臓によるグルコース注入を要した.インスリン注入量は8.2単位/24時間であった.【症例2】42歳,男性.劇症肝炎(MELD score 24)に対し脳死肝移植を施行.インスリン注入量は102.4単位/24時間であった.両症例とも周術期に低血糖は認めず,合併症無く退院となった.【考察】人工膵臓は血糖値の大きな変動を伴うことが予想される肝移植でも安全に使用可能であった.
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