演題

OP-070-5

当施設における高齢ドナーを用いた成人生体肝移植の長期成績

[演者] 戸子台 和哲:1
[著者] 川岸 直樹:1, 米田 海:1, 柏舘 俊明:1, 藤尾 淳:1, 三浦 祐一:1, 中西 渉:1, 中西 史:1, 宮城 重人:1, 佐藤 和重:1, 大内 憲明:1
1:東北大学移植・再建・内視鏡外科

【目的】当科で施行した50歳以上のドナーを用いた成人生体肝移植におけるドナーおよびレシピエントの治療成績を検討した。【対象と方法】2001年4月から2009年5月までの間に当院で成人生体肝移植施行した連続症例48症例を対象とした。【結果】50才以上の症例(高齢ドナー群)は48例中10例(21%)であった。ドナー手術の手術時間、出血量は両群に差を認めなかったが、術後入院期間は高齢ドナー群で25日と非高齢ドナー群19日に比し有意に長かった(p=0.03)。術後合併症は、非高齢ドナー群では胆汁漏2例などを含む8例に認め、高齢ドナー群では1例に胆道狭窄を認めた。レシピエントの生存率は、短期ではほぼ同等であったが(1年生存率:80% vs 87%)、長期においては大きな差を認めた(5年生存率:50% vs 79%)。【結語】50歳以上の高齢ドナーを用いた生体肝移植では、ドナーの安全性は保たれていたものの、長期におけるレシピエント生存率への影響が考えられた。
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