演題

OP-070-3

肝移植の極北:適応可否の境界ならびに手術手技の限界と展望

[演者] 日比 泰造:1
[著者] 篠田 昌宏:1, 星野 健:1, 板野 理:1, 尾原 秀明:1, 北郷 実:1, 阿部 雄太:1, 八木 洋:1, 松原 健太郎:1, 藤野 明浩:1, 山田 洋平:1, 黒田 達夫:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学外科

目的:様々な知見の蓄積で肝移植の適応は拡大してきた.当科で移植適応の可否の判断と手技が特別に困難だった4例から肝移植術の限界と展望を議論する.方法:症例1は8歳女児で胆道閉鎖症に対する移植後,門脈血栓症を併発し再移植へ.症例2は51歳男性でC型肝硬変,肝部下大静脈欠損あり.症例3は56歳男性でアルコール性肝硬変,ドナー右後区域胆管が南周り.症例4は18歳女性で切除不能肝芽種,過小グラフト.結果:症例1:ドナー右大伏在静脈によるジャンプグラフトでレシピエント上腸間膜静脈とグラフト門脈を吻合.症例2:術前の血管造影で吻合をシミュレーション.症例3:ドナー門脈右前/後区域枝をレシピエント門脈左/右枝と吻合後,解剖学的位置より動脈再建に先立ち同様に胆道再建.症例4:腫瘍学的観点から肝門処理と肝上/下部下大静脈の遮断を先行後,全肝摘出.全例で手技上の合併症なく術死なし.結語:厳格な症例選択と手技の弛まぬ向上による短期成績の改善を要する.
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