演題

OP-070-2

脳死肝腎同時移植の経験

[演者] 小川 晃平:1
[著者] 海道 利実:1, 岡島 英明:1, 森 章:1, 藤本 康弘:1, 植村 忠廣:1, 秦 浩一郎:1, 吉澤 淳:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

はじめに脳死肝移植待機中に肝不全の進行とともに、不可逆的な腎不全を発症した患者に脳死肝腎同時移植を施行し救命し得たので報告する。症例患者は52歳の男性。41歳時に慢性C型肝炎による肝硬変に対して生体肝移植術を受けた。術後、慢性C型肝炎の再発により肝障害が進行、また糖尿病性腎症、C型肝炎関連腎症などによる腎障害も併発していた。脳死肝移植待機中の2013年12月、肝不全が進行し肝性脳症を発症、またそれに伴い無尿となった。腎障害が不可逆的であると判断し、肝移植の医学的緊急度を8点に上げると同時に脳死腎移植の登録も行った。緊急度を上げた10日後に待機日数208日で移植となった。手術時間は19時間25分、出血量は23547ccに及んだ。半年以上の長期に渡る入院加療を経て、ようやく近日退院予定となった。結語脳死肝腎同時移植の1例を経験したので報告した。
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