演題

OP-069-7

門脈血栓症例に対する肝移植術後合併症

[演者] 森 章:1
[著者] 海道 利実:1, 飯田 拓:1, 秦 浩一郎:1, 植村 忠廣:1, 藤本 康弘:1, 小川 晃平:1, 岡島 英明:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

目的:門脈血栓症例に対する成人肝移植手術手技と成績について検討した。手技:1. 門脈本幹血栓:血栓剥離除去。2. 門脈本幹狭窄:血管グラフト間置。3. 脾静脈合流部尾側まで血栓進展:ジャンプグラフト間置。4.門脈血が脾腎シャントに流入:左腎静脈門脈吻合。側副血行路を結紮し、術後門脈血stealを防止。成績:06年4月から11年12月の門脈血栓症例に対する成人肝移植は54例。門脈再建方法は血栓除去33例、血管グラフト間置9例、ジャンプグラフト8例、左腎静脈門脈吻合2例、微小血栓放置2例。術後門脈血栓再発を5例に認め、再開腹再吻合2例、血栓溶解療法2例、ステント留置1例。術後門脈狭窄を4例にバルン拡張が行われ、無効2例にステント留置。門脈血栓症例の肝移植後1年、5年生存率は83%、79%、非門脈血栓症例と同等。結語:門脈血栓に対する的確な肝移植を行い、術後合併症に対する適時の処置によりメスの限界を補完できる。
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