演題

OP-069-6

門脈血栓症を合併したレシピエントに対する門脈再建術の工夫

[演者] 木下 秘我:1
[著者] 福本 巧:1, 木戸 正浩:1, 武部 敦志:1, 田中 基文:1, 蔵満 薫:1, 松本 拓:1, 後藤 直大:1, 浅利 貞毅:1, 外山 博近:1, 味木 徹夫:1, 具 英成:1
1:神戸大学肝胆膵外科

【背景】最近の手術手技の向上に伴い、門脈血栓症を伴った症例に対しても移植は可能となってきた。【方法】2000年6月より2014年8月末まで当科で施行された生体肝移植70症例について、門脈再建方法の検討を行った。【結果】70例中Yerdel分類のGrade 3が4症例、Grade 4が2症例であった。Grade 3症例に対しては、レシピエント外腸骨静脈グラフトを用いて膵後面ルートを介しグラフト門脈と行った症例が2症例、ジャンプグラフトを介しグラフト門脈と吻合を行った症例が2症例であった。Grade 4の2症例に対しては、2症例とも左胃静脈と外腸骨静脈グラフトを間置し吻合した。6例中1例のみ肝癌の再発で死亡したが、その他の症例は生存している。【考察】生体肝移植では使用可能な血管グラフトに制約が有ることから、術前からの綿密な血管採取計画が必要である。また側副血行路との吻合を行う際には、術前画像診断で側副血行路の径と厚みを十分に評価する必要がある。
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