演題

OP-069-5

生体肝移植におけるグラフト選択に関する検討 —とくに右・左葉両葉選択可能症例における右葉選択症例について

[演者] 栗原 健:1
[著者] 吉住 朋晴:1, 調 憲:1, 伊藤 心二:1, 播本 憲史:1, 武石 一樹:1, 山下 洋一:1, 池上 徹:1, 松本 佳大:1, 木村 光一:1, 別城 悠樹:1, 内山 英昭:2, 副島 雄二:3, 川中 博文:1, 池田 哲夫:4, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科, 2:福岡市民病院外科, 3:松山赤十字病院外科, 4:九州大学先端医工学診療部

【はじめに】我々はドナーの安全性からグラフト容積/標準肝容積(GV/SLV)が35%以上の場合は左葉グラフトを基本原則として生体肝移植を行ってきた。一方、予後予測式を作成し予後予測可能である事を報告してきた。今回、左葉グラフトが適応基準内にもかかわらず、右葉グラフト選択を行った要因と結果を解析した。【対象】左葉での予測GV/SLV35%以上かつ右葉での残肝率35%以上であった成人間生体肝移植135例。【方法】右葉群(n= 29)、左葉群(n= 106)で1)術前因子、2)術後成績を比較した。【結果】1)複数左肝動脈、拡大左葉摘出時の残肝高度うっ血、high MELD score、高BMI、高齢ドナーで右葉が選択されていた。予後予測値は左葉を選択した場合の右葉群で不良であったが、右葉選択により左葉群と同等となった。2)レシピエント・ドナーの術後在院日数、合併症、グラフト生存に差を認めなかった。【まとめ】患者背景に応じた適切なグラフト選択であったと考えられた。
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