演題

OP-069-4

生体肝移植右葉グラフトにおけるドナー残肝容積の評価

[演者] 雨宮 隆介:1
[著者] 阿部 雄太:1, 篠田 昌宏:1, 板野 理:1, 尾原 秀明:1, 北郷 実:1, 日比 泰造:1, 八木 洋:1, 松原 健太郎:1, 山田 洋平:2, 藤野 明浩:2, 星野 健:2, 黒田 達夫:2, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学外科, 2:慶應義塾大学小児外科

右葉グラフトは生体肝移植の適応拡大に貢献した。しかしドナーは肝不全のリスクを伴うため当院では最低残肝容積を35%と規定してきた。実際の手術ではいくつかの脈管が処理されるため残肝の一部は機能しないがこれについてこれまで論じられてきたことは少ない。2012年3D画像解析ソフト導入以降に生体肝移植ドナーもしくは候補となった69例を対象とし、全例右葉グラフトドナーと仮定して残肝容積を2つの方法で算出した。①従来法による残肝:Cantlie線をメルクマールとして得られる右葉グラフトを全肝から差し引いたもの。②機能的残肝:3D画像解析ソフトにて温存される門脈の支配領域をregion-growing法にて抽出し、機能的残肝とした。従来法による残肝容積は平均36.5%、機能的残肝容積は平均33.1%であり、機能低下する残肝容積は最大3%である可能性が示唆された。機能的残肝を正確に評価することは適切なドナー選択と安全確保の観点から重要と考えられた。
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