演題

OP-069-2

生体部分肝移植における解剖学的後区域グラフト採取術

[演者] 大塚 将之:1
[著者] 清水 宏明:1, 加藤 厚:1, 吉富 秀幸:1, 古川 勝規:1, 高屋敷 吏:1, 久保木 知:1, 高野 重紹:1, 岡村 大樹:1, 鈴木 大亮:1, 酒井 望:1, 賀川 真吾:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学臓器制御外科

成人生体部分肝移植の後区域グラフト採取における解剖学的肝後区域切除においては解剖学的変異を十分認識する必要がある。手技的には肝動脈・門脈後区域枝をそれぞれクランプし、変色域を確認することで肝切離腺を決定、右中肝静脈の間からペンローズドレーンを通し、肝下部の下大静脈正中に誘導することによって右肝静脈を含めた肝後区域切除が可能となる。太い右下肝静脈が存在する場合にはペンローズドレーンを右下肝静脈の左側を通すようにする。胆管は通常、門脈右枝の頭側をまわるので、十分視野を展開した後切離する。また、門脈右枝の頭側及び尾側を走行する2本の胆管後区域枝を認めることもある。これまで生体部分肝移植44例のうち2例に後区域グラフトを用いたが、2例とも合併症なく安全に施行しえた。生体部分肝移植における後区域グラフトは、その解剖学的変異を十分に認識した上で、解剖学的後区域切除を施行することによって安全に採取できる。
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