演題

OP-068-5

規約改訂により中・下部胆管癌を区別せず遠位胆管癌として統一することの注意点

[演者] 青木 修一:1
[著者] 水間 正道:1, 吉田 寛:1, 岡田 良:1, 阿部 友哉:1, 坂田 直昭:1, 林 洋毅:1, 中川 圭:1, 岡田 恭穂:1, 森川 孝則:1, 元井 冬彦:1, 内藤 剛:1, 片寄 友:2, 海野 倫明:1
1:東北大学消化器外科, 2:東北大学統合がん治療外科

【目的】中部・下部胆管癌を遠位胆管癌と一括りにする場合の注意点を臨床病理学的観点から検討する。【対象・方法】遠位胆管癌切除129例を、中部54例(Bm)と下部75例(Bi)に分類し臨床病理学的因子を比較検討した。【結果】BmはpPanc+、pDu+の頻度が低く(p<0.001)、T2以下およびpStageIの症例が多かった(p<0.001,p=0.050)。また、Bmではne+が多かった(p=0.050)。StageI/IIaの全生存期間では、Biでは病期と予後が相関した(3yOS,85.9vs59.5%,p=0.047)が、BmではStageIとIIaに差を認めなかった(70.5vs60.0%,p=0.945)。StageIIaではBmとBiに、予後の差はないが、StageIではBmがBiより予後不良であった(p=0.050)。全生存の予後因子を多変量解析すると、Bmではne+(p=0.076)、BiではpDu+(0.008)、pPV+(0.003)、pN+(<.001)が抽出された。【考察】中部と下部では同じStageIでも予後が異なり、中部のT2症例は進行度が過小評価されていることが示唆される。
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