演題
OP-068-1
栄養指標CONUTは胆道癌における膵頭十二指腸切除術後の長期予後と関連する |
【諸言】Controlling Nutritional Status Score(CONUT)は、蛋白、免疫、脂質の3要素から評価する簡便な方法である。CONUTと PNIの長期予後との関連性について、膵頭十二指腸切除術症例を用いて検討した。【対象・方法】当院にて膵頭十二指腸切除術を施行した胆道癌症例50例(胆管癌 34例、乳頭部癌 16例、StageⅠ:Ⅱ:Ⅲ:Ⅳ=7:9:20:14、平均69.8歳、男性:女性=26:24)を対象とした。CONUTと PNIを算出し長期予後との関係を比較した。(CONUT = Low : Moderate : High、45≦PNI: 40≦PNI<45: PNI<40の各々3群に分けて比較)。【結果】CONUT は、Low: 42例、Moderate :8例、High :0例。予後はLow : 1573.6日、Moderate : 649.5日であった(p<0.05)。 PNIでは、45≦PNI : 1304.6日 、40≦PNI<45 : 1514.1日、PNI<40 : 670.2日であった(p=0.06)。【結語】CONUT scoreは予後栄養指数として有用であった。