演題

OP-065-7

膵頭十二指腸切除における症例に応じた再建法の選択

[演者] 藤井 正彦:1
[著者] 徳田 和憲:1, 花岡 潤:1, 大谷 広美:1, 原田 雅光:1, 河崎 秀樹:1
1:愛媛県立中央病院外科

【背景と目的】当科ではPD後の再建は膵管空腸粘膜吻合を基本とするが、症例に応じて膵胃吻合を導入している。【対象と方法】2007年1月から2014年6月に当PDを施行した208例について背景、術式、合併症などを検討した。【結果】再建法は膵腸吻合196例(94.2%)、膵胃吻合11例(5.8%)でGradeB以上の膵液瘻を23例(11.1%)に認めた。ハイリスク症例に対し膵胃吻合を導入した2012年以降は膵胃吻合が2/130例(1.5%)から9/77例(11.7%)に増加し、術後合併症は77/130例(59.2%)から40/77例(51.9%)、GradeB以上の膵液瘻は17/130例(13.1%)から6/77例(7.8%)と減少し、術後在院日数も短縮した。膵胃吻合後の合併症は5/11例(45.5%)に認めたが重症例はなかった。【考察】当科では膵管空腸粘膜吻合による再建を基本とするが、ハイリスク症例に対し膵胃吻合を選択することで合併症の減少が可能であった。長期予後も含めた再建法の選択基準については今後の検討が必要である。
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