演題

OP-065-2

Polyethylene Glycolic Acid Felt (PGA felt)を使用した膵空腸吻合の有用性

[演者] 池嶋 聡:1
[著者] 倉本 正文:1, 北野 雄希:1, 黒田 大介:1, 増田 稔郎:1, 山本 謙一郎:1, 馬場 秀夫:2, 島田 信也:1
1:健康保険熊本総合病院外科, 2:熊本大学消化器外科

【背景・目的】我々は膵空腸吻合において, 柔らかく裂け易い膵実質表面にPGA feltを貼付し, 人工被膜を形成した後に柿田変法にて膵空腸密着縫合を行っている. 【方法】2010年3月以降のPGA feltを使用した31例(PGA群)とそれ以前の対照群33例を比較検討. 【結果】POPF発生率は、PGA群では, 29.0%(9/31),Grade A 22.7%(7/31),Grade B 6.5%(2/31),Control群では, 48.5%(16/33),Grade A 33.3%(11/33),Grade B 15.2%(5/33), Soft pancreas 43例 (PGA群 23例, control群 20例) に限って検討すると, PGA群39.1%(9/23), Grade A 30.4%(7/23), Grade B 8.7%(2/23), control群70.0%(14/20), Grade A 45%(9/20), Grade B 25.0%(5/20), P=0.042とPOPFはPGA群で有意に減少. 【結語】PGA feltを使用した膵空腸吻合は,柔らかい膵表面に人工的な強い皮膜を形成させ, 縫合をより強固なものとし, 特にsoft pancreasにおけるPOPF発生の予防に有用であると考えられた.
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