演題

OP-065-1

膵腸吻合内サクションドレーン:PD後の膵液漏を根絶させる革新的概念の提唱

[演者] 小田 竜也:1
[著者] 橋本 真治:1, 下村 治:1, 榎本 剛史:1, 高野 恵輔:1, 明石 義正:1, 福永 潔:1, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科

膵頭十二指腸切除後の膵液漏を防止する全く新しい概念の術式を発案した。膵—腸吻合間隙へチャンネルドレーンを経腸管的に挿入し、間隙へ漏出した膵液を低圧吸引で体外に排出する (Suction- interanastomosis dranage: IAD)。正常膵症例のみを対象とし、Blumgart変法のみで再建したB群(n=45)とBlumgart変法にIADを加えた (IAD群n=10)を比較した。臨床上問題になるISGPF grade B+Cの膵液漏は、B群で40%であったのに対しIAD群では1例も発生しなかった(=0%)。POD3の腹腔ドレーンのアミラーゼ値は1340 から428 U/mLへ低下し、術後在院日数も21から18日に短縮した。Suction -IAD チューブからは平均7.8mL/日の高アミラーゼ(70390 U/mL)の暗赤色の排液が排出された。Suction -IADを付加する事で、正常膵に対するPDにおいても膵液漏を根絶する事が出来た。
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