演題

OP-064-7

局所進行膵頭部癌におけるR0切除をめざした手術手技の工夫 —Open the window法によるSMAの剥離露出と神経叢郭清—

[演者] 鈴木 淳司:1
[著者] 坂口 孝宣:1, 木内 亮太:1, 武田 真:1, 平出 貴乗:1, 柴崎 泰:1, 森田 剛文:1, 今野 弘之:1
1:浜松医科大学第二外科

【目的】局所進行膵癌の予後改善には動脈周囲神経叢への浸潤範囲を網羅した根治切除(R0)が重要。膵頭神経叢(PLph)~SMA周囲神経叢(PLsma)に浸潤する局所進行膵頭部癌に対する手術の工夫を供覧。【方法】良視野下でのPLph~PLsma郭清が重要と考え、膵下縁背側を広く開放するOpen the window法を導入。Mesenteric approachによるSMA・SMV確保の後、膵背側をSMAより3cm左側まで剥離。開放された膵背側でPLsma郭清が良視野下でSMA根部まで確実に施行でき、PLph郭清も膵離断前に関わらず容易に完了。【結果】2013年1月~同法施行の膵癌PD症例は15例。それ以前の15例中4例がPLsma~PLph部に再発も、同法では局所再発なし。SMA根部より分岐するCHA浸潤例に対しても同法により良視野下でCHA起始部が確保でき、動脈合併切除が容易に完了。【結語】Open the window法によるPLsma~PLph郭清は膵背側にもかかわらず良好な視野で行え、局所進行膵頭部癌のR0率向上に有効。
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