演題

OP-064-5

再発形式からみたmesopancreatoduodenum 全切除を伴う標準的幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の重要性

[演者] 中川原 寿俊:1
[著者] 北川 裕久:1, 牧野 勇:1, 宮下 知治:1, 田島 秀浩:1, 中沼 伸一:1, 林 泰寛:1, 尾山 勝信:1, 高村 博之:1, 伏田 幸夫:1, 太田 哲生:1
1:金沢大学消化器・乳腺・移植再生外科

【はじめに】進行膵癌手術では,局所の癌遺残が問題となる.教室では,腹側膵領域の膵頭部癌症例に対し,確実にR0手術を行うことを目的に, mesopancreatoduodenum (meso-PD) の全切除を伴う幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を行ってきた.今回、腹側膵領域の膵頭部癌術後局所再発症例を検討し,局所再発をきたす要因からmeso-PD切除の重要性を考察する.【対象と方法】腹側膵領域膵癌手術症例39例を対象とし,再発症例について臨床病理学的に検討を行った.【結果】再発は,20例(51%)に認めたが,meso-PD 全切除例は11例 (44%),非施行例では9例(64%)に再発を認めた.局所再発は,7例(47%)に認めたが,meso-PD全切除例では2例 (8%),非施行例では5例(36%)とmeso-PDを行わなかった症例で局所再発を多く認めた.さらに,この5症例はいずれも遺残した小腸間膜に再発巣を認めていた.【結語】腹側膵領域の膵頭部癌に対して根治手術を行うためにはmeso-PDの全切除が必要である.
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