演題

OP-062-8

ヒト膵癌切除標本を用いた糖鎖改変tumor lysateワクチンを応用した新規免疫療法の構築

[演者] 古川 健太:1
[著者] 種村 匡弘:2, 三善 英知:3, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 和田 浩志:1, 川本 弘一:1, 丸橋 繁:1, 江口 英利:1, 永野 浩昭:1, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪警察病院外科, 3:大阪大学機能診断科

【背景】膵癌に対する免疫療法として異種糖鎖抗原であるα-gal epitopeに注目し、癌抗原の糖鎖末端に付加することで抗原性が向上し強い抗腫瘍免疫を誘導できることを報告してきた。【目的】膵癌切除標本にα-gal epitopeを生合成したlysateをワクチンとして応用し、その効果を検証する。【方法】糖鎖改変ワクチン作成:膵癌切除標本をlysateとし、酵素を用いα-gal epitopeを生合成した。In vitro効果:ヒトモデルマウスにワクチンを投与し、膵癌細胞株や膵癌関連抗原に対する抗体産生やCTLの誘導を解析した。In vivo効果:NOD/SCIDマウスに免疫移入し、tumor challenge testを行った。【結果】糖鎖改変ワクチン群は、膵癌細胞株や膵癌関連抗原に対する抗体産生や、CTLの誘導を強く認めた。In vivoでも腫瘍増大の抑制を認め、生存期間を有意に延長できた。【結語】ヒト膵癌切除標本を用いた糖鎖改変tumor lysateワクチンは強い抗腫瘍免疫の誘導を認めた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版