演題

OP-062-4

進行膵癌に対する化学療法を併用した新規ペプチドワクチン療法

[演者] 宮澤 基樹:1
[著者] 勝田 将裕:1, 川井 学:1, 廣野 誠子:1, 岡田 健一:1, 清水 敦史:1, 北畑 裕司:1, 水本 有紀:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

切除不能再発膵癌の1次治療として腫瘍新生血管を標的としたVEGFR2由来ペプチドにGemcitabine併用した第Ⅱ/Ⅲ相治験の結果は全生存期間でVEGFR2ペプチド群とプラセボ群で有意差を認めなかった(Yamaue et al, ASCO-GI 2013)ものの、ペプチド注射部位に潰瘍を認めた症例を実薬群の10%に認め、生存期間中央値は16ヵ月と潰瘍を認めないグループと比較して有効性が示唆された。一方、標準療法不応進行膵癌に対するペプチドワクチンを用いた第Ⅲ相治験では、2013年12月中間解析で無効中止となった。これらの治験の結果を踏まえ、当教室では切除不能進行膵癌の1次治療としてGemcitabineと併用した6種類のペプチドワクチンを用いた臨床試験を、また、標準療法不応膵癌に対しては副作用を軽減し有効性も損なわないTS-1隔日投与法(Yamaue, et al Cancer Chemother Pharmacol. 2013)を併用した臨床試験を開始しており、これらの2つの臨床研究について経過報告したい。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版