演題

OP-062-1

マウス膵癌モデルにおけるがんワクチン増強薬剤の検討

[演者] 石崎 秀信:1
[著者] 大内田 次郎:1, 今村 直哉:1, 旭吉 雅秀:1, Joshua Ellenhorn:2, 近藤 千博:1
1:宮崎大学第一外科, 2:City of Hope National Medical Center

【目的】膵癌に対するがんワクチン効果を増強する種々の薬剤の併用効果を検討した。【方法】Survivinを標的としたがんワクチン(MVA-survivin)のマウス膵癌細胞株Pan02に対する抗腫瘍効果において、1. Gemcitabineの併用効果、2. TLR3 agonist(Poly I:C)の併用効果、3. CpG-Stat3-siRNAの併用効果(免疫学的逃避機構の重要な役割を果たすStat3の制御)の検討を行った。【結果】1. Gemcitabine存在下では骨髄由来抑制細胞 (MDSC)の減少とsurvivin特異的CTL反応の増強により腫瘍増殖抑制効果が得られた。2. Poly I:Cとの併用において著明な腫瘍増殖抑制効果が得られた。3. CpG-Stat3-siRNA腫瘍局所投与にてStat3リン酸化抑制効果、CD8陽性T細胞の腫瘍組織内浸潤増強と有意な腫瘍増殖抑制効果を認めた。【結語】膵癌に対するがんワクチン効果増強のため、gemcitabine併用、 TLR 刺激、そして免疫学的逃避機構の制御は今後の集学的治療戦略として必須と考える。
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