演題

OP-061-6

膵癌切除予後を予測するための術前評価可能な因子によるスコア化の試み

[演者] 荒井 淳一:1
[著者] 七島 篤志:1, 阿保 貴章:1, 高木 克典:1, 國崎 真己:1, 黨 和夫:1, 竹下 浩明:1, 日高 重和:1, 永安 武:1
1:長崎大学腫瘍外科

【目的】膵切除症例の予後予測因子を解析し、特に術前に評価可能な因子を抽出しスコア化する試みを行った。【方法】1995年~2013年に切除治療を受けた膵癌96症例の、術前後の臨床病理学的因子と全・無再発生存との関連を後方視的に解析した。【結果】術前因子では、膵炎の既往、膵の硬さ、血液生化学所見(Bil、ALP、Amy)、腫瘍マーカー、画像診断によるリンパ節腫大の有無が、手術因子、病理組織学的因子とともに、単変量解析において全生存、無再発生存と有意な関連があった。術式別の検討でも、膵頭十二指腸切除群(PD:n=63)で、血液所見(Bil、ALP、Amy)は有意な関連があった。血液所見で予後予測に関するスコア化を行ったが、その点数は、組織学的因子、出血量、膵炎の既往との間に有意な相関があり、全・無再発生存解析では、良好な層別化を認めた。【結語】予後と関連のある血液生化学所見は、膵癌の組織学的悪性度のsurrogateマーカーの可能性がある。
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