演題

OP-061-5

無症状膵癌の特徴について

[演者] 武田 良祝:1
[著者] 斎浦 明夫:1, 寺澤 無我:1, 田中 真之:1, 熊谷 祐:1, 松村 優:1, 松木 亮太:1, 小西 毅:1, 石沢 武彰:1, 井上 陽介:1, 有田 淳一:1, 高橋 祐:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【緒言】膵癌は予後不良だが早期発見による予後改善が期待されている。今回我々は、症状と予後の関連について検討した。【対象と方法】2007-2012年に当院で初回治療を行った573例(切除253例、非切除320例)を対象に、症状有無と予後について検討した。【結果】切除例では、RFSが無症状膵癌20ヶ月,有症状膵癌10ヶ月と有意差を認めたが、OSは無症状膵癌32ヶ月,有症状膵癌21ヶ月と有意差を認めなかった。無症状169例では切除率62.1%, OS 16ヶ月であり、有症状404例(切除率36.6%,OS 10ヶ月)と比べ共に有意差を示したが、52例(30.8%)に遠隔転移を認めた。無症状膵癌発見の契機は検診65例,良性疾患フォロー中71例,悪性疾患フォロー中33例であり、検診では他より切除率が高かったが27.7%で切除不能だった。【結語】無症状膵癌は有症状に比べ切除率が高く予後良好であったが、依然予後不良である。検診発見症例でも切除不能例が多く、早期発見の限界が示唆される。
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